サンクス道、導入初期にサンクスカードをたくさんもらう人はどんな人か?
サンクス道を始めた頃、私の予想では「サンクスカードを沢山投函した人が、たくさんもらうに違いない」と思っていました。もらえば嬉しいし、くれた人にありがとうを返さなきゃと思うに違いないと思ったからです。
しかし、最初はそうでもありませんでした。たとえ10枚もらっても、カードを書かない人は、書きません。なので、たくさん投函するからと言って、たくさんもらえるわけではありません(もちろん、数か月継続すれば、沢山投函した人も沢山もらえるようになります)
では、最初たくさんサンクスカードをもらう人はどんな人か??
カードをたくさん投函する人でもありません。仕事がデキる人でもありません。女性とか男性とか、年齢も関係ありません。明るく元気な人でもありません。たくさんコミュニケーションする人でもありません。
たくさんサンクスカードをもらう人の共通点は・・・
「応援したくなる人」です。
応援したくなる人とは・・・
不器用だけどひたむきに頑張っている人、一生懸命なのに上手くいかない人、不利な立場にいても真面目に頑張っている人、こんなイメージですね。
こういう方って、なんだか応援したくなりますよね。だから、その人にサンクスカードを送ることで励ましたくなるのではないでしょうか。
他にも、普段から周囲との人間関係が良好な人や、ひねくれていない人(素直に喜んでくれそうな人)にはカードが集まりやすいですが、それ以上に“応援したくなる人”にはカードが集まります。
少し活動が波にのってきた時期に、明らかこの現象が起きます。こういった現象を「アンダードッグ効果」といいます(不利な状況にあるものに手を差し伸べたくなる人間の心理。日本人は特に強く表れるようです)
サンクス道において、この現象は一時的なものです。しかし、この現象が起き始めた時は活動が波にのり始めたサインでもあります。
みなさんの職場にもいませんか?なんだが応援したくなる人・・・
初期のころ、そういう人にサンクスカードが集まります。
そして、この現象が始まったときが、活動が波にのり始めるというサインなのです。
※ 写真は通所担当リハ職員が、利用者様から頂いた「サンクスカード」 PSTはポストの意味だそうです。有り難いですね☆
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サンクス道 師範
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