今年もたくさんの出会いと別れがありました。
Tさんは、一昨年からフットケア広め隊の足モデルをして下さっていました。
研修の資料の足は、Tさんなのです。爪きり、やすりがけ、足浴、保湿すべて
のモデルをこなしてくださいました。
私と相棒のフットケアレンジャーピンクの訪問を楽しみにしてくださり、
私だけ伺うと「あらー、今日はあなただけー」と少し残念そうな表情をされていました(笑)
「若いころは働くだけしかなかったわー、職業婦人だったのよ、私の足、大きくて男みたいでしょ～」と笑いながら話されていました。
「戦前、戦中、戦後を乗り越え、今の日本を築いて下さった足ですもの、いつ
までもご自分の足で歩き続けられるようケアさせて頂きます！！！」
とお伝えするといつもにっこり笑ってくださっていました。
フットケアをさせて頂いたことで、Tさんと向き合うことができ、いろいろなお話を伺うことができました。
食事を召し上がったことは忘れても、フットケアの事は忘れません、
「こんどいつ来るの～」 「私だけなら明日でも～」と伝えると淋しそうに、「え～あなただけ～、まーいいか～ 」
特養へのお住み替えが決まり、新しい生活を穏やかに送られていると伺っておりましたが、先日、ご家族より永眠されたと連絡がありました。
あ～この間伺えばよかったととても後悔しています。
ご冥福をお祈りするとともに、来年は少しでも後悔することが少ない1年でありますようにと思っています。Tさんありがとうごいました、今後も資料使わせて頂きます。
＊ブログ投稿に関してはご家族の了承は頂いています。
フットケアレンジャー ブラックこと春日恭子でした。
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