医療と介護の架け橋

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本人と家族の意志を尊重し、その人らしい生活を援助

みなさんは、訪問看護と聞くと、どんな印象をお持ちでしょうか?私も今までは、要介護度4とか5の重度になってから使うサービスだと思っていましたが、このサービスを使える場面はもっと多くあるのです。人の生活の拠点は自分の家です。自宅を中心に暮らしていく時に基本となるのが自分の健康状態です。最近では、怪我や病気で入院すると、退院までの日数が短くなっています。
「入院したと思ったら、もう退院の話が出た。まだ完全じゃないみたいだけど、大丈夫かしら?」
こんな相談をよく受けるようになりました。そんな退院後の経過を考慮しながら、介護の面からも幅広く観察し、アドバイスや処方を行い、同時に主治医の先生方と連携を取りながら、今後の対応をケアマネジャーと協力していけるのが、訪問看護サービスです。
主治医の指示を受け、ご自宅を訪問し、ご本人の状態や生活環境を把握し、ご本人やご家族の意思を尊重しながら、より安全・安楽に生活ができるように適切なサービス提供と助言を行っていきます。体の状態が重度の方ばかりでなく、軽度の方でも定期的に訪問することで、病気の早期発見や適切な助言につながる例も多く見られています。
また、「人生の最後を住み慣れた自分の家で迎えたい」と希望されるの方も多くいらっしゃいます。でも、それを実現するは環境整備が必要です。本人や家族の不安も多くあるでしょう。変わりゆく体の状態によって、不安や知りたいことも変わってゆきます。体の変化を見極め、その変化に応じたケアを行い、家族にも適切な助言を行い、本人・家族の意思を尊重して、その人らしい人生の最後をお迎えできるように援助を行います。

「ふるまい訪問看護リハビリステーション」の、朝のミーティングの様子。
「ふるまい訪問看護リハビリステーション」の、朝のミーティングの様子。
ふるまい訪問看護リハビリステーションの看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在宅へ訪問します。
ふるまい訪問看護リハビリステーションの看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在宅へ訪問します。

自宅での生活に密着した、医療と介護を結ぶケア

この訪問看護サービスは、介護保険のほかに、病気の種類などにより医療保険を使っての利用もありますし、高齢者だけでなく障害を持つ子供も利用できます。また最近の訪問看護ステーションには、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などのリハビリの専門職が在籍しているところも多くなりました。退院前のリハビリも病院で受けますが、それは、そこでの基本動作のレベルが一つの目処になっています。でも自宅というのは一軒、一軒みんな違います。そこでの必要な日常動作も違っています。最近はバリアフリーの家が多くなりましたが、まだそうでない家もたくさんあります。
退院後の日常動作を、安全かつ楽に行えるように、ご自宅の生活環境に合い、かつ必要な個別訓練や動作をアドバイス・指導できるようにしています。
地域包括ケアシステムにおいては、多職種による連携が重要な要素となりますが、常に自宅での生活に密着してサービスを提供している訪問看護は、医療と介護を結ぶ架け橋となります。毎日の業務の中で、共通の認識を以てサービス提供ができるよう、カンファレンスを行い、スタッフ全員が参加し検討して、翌日からのサービス提供に活かします。また研修にも積極的に参加し、最良のサービスを提供できるよう研鑽を積んでいるところです。
訪問看護をご利用になりたい方は、病院の地域連携室、担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)、かかりつけのお医者さん、市町村の介護保険、障害の担当窓口にお問い合わせください。
私たちの「ふるまい訪問看護リハビリステーション」では、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のスタッフをそろえ、その方にあったサービスを提供しています。また、特徴のある5つの通所介護や短期入所などの法人グループの各サービスとも連携を取り、施設と自宅で一貫した適切なサービスを提供させていただいています。

訪問看護師による血圧測定の様子。
訪問看護師による血圧測定の様子。
何気ない会話から体調を把握。
何気ない会話から体調を把握。
立ち上がり、歩行状態も確認。
立ち上がり、歩行状態も確認。

プロフィール|Profile

株式会社生活サポーターふるまい 佐野守利

株式会社生活サポーターふるまい
代表取締役社長
〒954-0051
新潟県見附市本所1-25-52
電話/0258-62-3555

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