地域包括ケアの事例(三条市の取り組)

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点から線、そして〝 面=地域 〞へ

あさひコモンズは地域に密着したサービス提供体制の構築を目指してきました。質の高い在宅介護サービスを実現するためには、それぞれのサービスを有機的に連携する必要があり、それにはサービス事業所をできるだけ同一地域に集約する必要があると考えたからです。平成20年のデイサービス、ショートステイの開所以来、居宅介護支援、機能訓練型デイサービス整備し、中重度者の在宅ケアには不可欠な訪問看護ステーションを開所しました。そして、昨年地域ケアの拠点とするべく定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス(定期巡回)を併設したサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を開設しました。これらは全て旧三条市エリアにあり情報の共有や人の連携がしやすく、要介護者の意向や生活実態に合わせた介護サービスが切れ目なく継続的に提供できます。より進んだ包括的なケアマネジメントを可能にするために、ワンストップの総合相談体制の整備にも取り組みたいと思います。
まずは点として存在する自社の各サービスを線で結びネットワーク化を図り、次に他社との連携やサービス資源の共有も積極的に進めていき、面=地域でのケア体制の確立に貢献していきたいと思います。

訪問リハビリ/脳血管障害で寝たきりの方の関節が固まらないように訓練しています。
訪問リハビリ/脳血管障害で寝たきりの方の関節が固まらないように訓練しています。
訪問看護/在宅酸素療法の方の全身状態や血液中の酸素濃度の確認をしています。
訪問看護/在宅酸素療法の方の全身状態や血液中の酸素濃度の確認をしています。
宅配弁当/栄養士の管理のもとで調理された保温機能のあるお弁当です。
宅配弁当/栄養士の管理のもとで調理された保温機能のあるお弁当です。

サ高住から自宅へ

今試験的に取り組んでいるのは、サ高住の入居者に自宅へ帰って頂くことです。一度は自宅での生活が困難になり地域のサ高住へ入居された方を自宅生活に戻すためにスタッフが対策を検討してきました。介護・看護はサ高住併設の定期巡回スタッフがそのままご自宅にも訪問できるので緊急コール装置の設置をすれば24時間365日のサ高住でのケアをそのままご自宅へ持っていけます。問題は食事でした。定期巡回サービスで3食の調理対応は難しいということで検討した結果、サ高住の調理スタッフが保温弁当を作り、ケアスタッフが訪問時にお届けするという方法で解決できました。これであれば栄養士が管
理した食事を継続して食べて頂けます。実績として一組のご夫婦が2週間程度ですがご自宅での生活をされました。今後はもっと長く、もっと多くの入居者の在宅復帰を実現していきます。
これらの取り組みを通してあさひコモンズスタイルの地域包括ケアシステムを作り上げていきます。

地域ごとの高齢者の会でのボランティア活動。
地域ごとの高齢者の会でのボランティア活動。

プロフィール|Profile
名古屋孝徳

株式会社あさひコモンズ 代表取締役
法政大学工学部建築学科卒。在宅で生活する要介護者を支えるために、地域に根差した介護を実践している。
三条市月岡1丁目5番27号
TEL0256-34-3636 FAX0256-34-2913
http://www.asahicommons.co.jp

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