新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

言ってるのに


「言ってるのに」

スタッフさんが気を利かせて?かもですが

利用者さんに

「寒そうだから上着着ませんか?」

と声をかけている。

ところが利用者さんは、

「別に寒くない、だから着なくていい」

と言われている。

普通ならここで終わるんでしょうけど、

スタッフによりここからがバトルになります😢

スタッフ

「そんなことないよ、寒いから1枚羽織れば?」

利用者

「だから、寒くないんだよ、嫌だよ」

スタッフ

「なんとなく寒く感じるし外、風吹いてるし」

利用者

「寒くないから着たくないだけだよ!もう」

と会話が続き、スタッフが諦めていました。

また今度は逆に、

スタッフ

「風呂上がりだから上着かけときましょうか」

利用者

「寒いから着ておくよ」

スタッフ

「でも部屋の中だしね、脱ぎましょう」

利用者

「冬は寒いんだから着ておくんだよ」

スタッフ

「汗かいたら困るから!ね、脱ぎましょう」

利用者

「もういいから!私は着ておきます!」

こんな感じでやってました。

もちろん両方の利用者は途中声をあらげて

いたりしてましたし(そりゃそうなります)

食い下がるところが違うよなあと私は見て

思ってましたが。

どちらも普通に見ていたらしつこい店員が

無理やりサジェストしてるだけです()

2度と来るか!こんな店~!になるわけです。

2番目なんて、脱ぎましょう!って言われて

ただのヤバい人です()

こういう場面を見ているとやはり認知症ケア、

違うとこだらけだと感じます。

途中で必死に「そうじゃない」と説明に

力むスタッフ。そしてそれに対しイライラを

募らせる利用者さん。

スタッフの頭の中の「こうあるべき」という

先入観がモロに出ているケースです。

これでは落ち着いて座ってられないはず。

次に出てくるのは「うろうろする」から。

だからマンツーマンで対応になり大変です。

人が足りません、増やしてください、と

なるでしょう。

考えない介護はこうやってスタッフ自身は

一生懸命やってるのに、こんなに頑張って

いるのに、わかってくれない上司が悪い。

と他人のせいにすることとなります。

やはり自分の中の常識を当て付けるのでなく

目の前の方を見て考えて判断すること。

これだけの事なんですが軽く見てるくらい

では伝わりませんね😢

考えるスキームをしっかり持って教育を

していかないと前には進まない。

そう思います。


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