新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

「学生さんとの学びから」


先日、私の書いたコラムをベースに

年に一度、実習先で感じた良いところ、

改善したらよいかなと思うところを

6グループで発表とフィードバック

されてました。

私はその時、最後のグループしか聞けず

でしたがようやく動画で聞き直せたので

こちらに少し書いておこうと。

(正式なフィードバックはまた送りますね

五十嵐先生)

学生さんの発表から抜粋したものを。

良いなあと思ったこと。

美容室がある。食事が選べる日がある。

自販機で飲み物が買える。作品が沢山あり

利用者が見るために動く、誉めあう、

利用者が話した内容を聞いたスタッフが

行動に移した事などなど。

改善できそうなこと。

物があり利用者が動きにくい。整理整頓を

したらよい。孤立している方がいるから気に

かけてあげる。食事の上げ下げも協力して

もらえるのでは。などなど。

学生さんらは本当に施設を初めて見る人。

だから捉え方も素直だし、施設の人を

そんなに疑わずにこういうものなんだなあと

受け入れていかれる感じがします。

そうなるとやはり大切なのは実習先の施設が

何をしていて、仕事の本質をきちんと伝えて、

自分たちがやっていることから何が生まれる

のか?を見せるか伝えるか?ぐらいはしない

といけないわけです。

キーワードとしては、選択、作品、孤立、

みまもり、出来ること、趣味活動、食。

がよく出てましたね。

話を聞いていたら、その施設の光景が頭に

浮かびます。良し悪しは別にしてですが。

ただ明らかに感じたのは

スタッフが主導で動くこと、

利用者の選択肢は限られていること、

スタッフと利用者の数のバランスのせいで

利用者が孤立化しているのではないかという

疑問があること。

そんな現実の中で現場はそこを解決する

ための案をあまり考えていないのだろうと

いうこと。

学生さんらの発表の中で表現によく出ていた

のでこんな風に感じました。

現場が考えてやれていたら、この学生さんの

疑問にもきっと工夫している事を話している

はずなのです。そうすると発表の中には

そこで聞いた工夫が上がってきているだろう

なと。それを聞いた他のグループも引き出しが

一つ増えたら介護はやり方次第なんだと感じる

片鱗はあるのだと思います。

食事が二週間に一度選べること。

施設の基準の中では優秀なんだと思います。

だけど施設に来るまではもう少し選択の

幅はあったのだとしたら二週間に一度しか

選べないのが変えれないならどんな工夫が

追加できるのか?

肉か魚か?  本人の好きなもの一品へ

おやつが選択  種類を増やす

こんな風に出来る限り考えてほしいと

思います。それが学生さんたちに伝える

事になり、形だけでなくプロセスが話せたら

自分たちもきっと「夢をかなえる」お手伝い

が出来るかも?と希望を抱いてもらえたら

もっと介護の仕事をやってみたいと思うの

ではと考えます。

イメージ、見た目ももちろん必要ですが

やはり何をやっているか?をきちんと説明

できる中身とそれを実践するスタッフが

一番伝えていかないといけない事ですから。

毎年かかわらせてもらう中で考えさせられる

時間でもあります。次はリアルに会える、

話せるかも知れませんがその内容に期待

したいなと思ってます😊

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