新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

「よく知っている」


ある利用者さんがこういっていました。

向こうのデイとここのデイのお風呂の

入れ方が違うのはなんでだ?

というクレームです。

何が違うのかと聞いてみたら、

向こうは、お湯は熱くないですか?など

よく声をかけてくれるのに、ここの人は

何にも言わずに次は向こう、終わったら

あちらと早く出そうとする。物じゃないよ。

というわけです。

お風呂の設備も入浴時間、やり方などには

そう大差はないのですが「声かけ」という

相手に対する気遣いがかけていただけ。

だけどそんな気遣いがあって限られた時間の

お風呂も良いものに変わるのですね。

業務、時間がないからという理由が事実でも

「声かけ」するくらいの時間はあります。

それも出来ないくらいに忙しいなんてのは

マグロの回遊並みです()足を止めれない

くらいに忙しい現場を私はまだ見たことが

ありません。(非常時やイレギュラーは別)

普段からそんな状態だと本当にもたないので。

よく利用者が大切、利用者ファーストと

いう事業所があります。本当にしていれば

もちろん問題はないのです。履き違えて

都合よいファーストになってなきゃいいなと

思います。

そうなる背景には必ず「仕方ない」という

言い訳があるからです。

利用者さんはきちんと分かっています。

全部でなくとも何となくでも分かります。

つまらない日々のイベントや時間潰しの

提供ではなく、業務の中にも出来ることが

あるのだと言うこと。仕事の本質で利用者を

大切にする姿勢を見せてほしいですね。

メッキの気遣いで終わらぬように。

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