「忘れてました」
とある現場にて、、、
施設で時間を決めて音楽を流す取り組みを
スタートしました。
ところがある日、11時半に音楽を変える
のを忘れたままで音楽が終わっていて
シーン、、、としていた。
食事も終わりあるスタッフが音楽が流れて
無いことに気づいて担当のスタッフにその
事を指摘した時によくこんな風に言います。
「あ、◯◯をしていて忘れてました」
ここからが問題なのですが、
そもそも本当に忘れていたのか?
音楽を流す業務に対して必要性を感じないか?
◯◯していたから忘れてしまったのか?
となりますね。
結論で先に言うと忘れている事はありません。
ルーチン業務は他にも沢山あります。
ケアに関するもの、清掃等など色々です。
じゃあそれらを忘れる事があるとしても
多分忘れないものもあります。
そこに差があるのは、重要性や優先度が
低いか高いか、その高低は業務の質ではなく
スタッフの中での高低であることが多いの
です。
◯◯していたから忘れた?というよりは
◯◯していたから時間に変えれなかった。
だから◯◯が終わってからすぐに変えた。
これならごもっともですね。業務はきちんと
出来ているわけです。
◯◯をしてなくても忘れている場合は、
大概取り組みをきちんとするという気持ちが
薄いか面倒くさいなと思ってやらないか?
です。
本当に忘れるのなら他のルーチン業務も
忘れているはずでそちらの方が納得する
わけです。
人はそんな都合よく物事を忘れる事が出来ない
ものですね。
なので、あの言い訳を聞くとどうしても
色々な事が浮かぶわけですが(笑)
また、
今月は◯◯があって出来なかった。
今回は入院や入所があり売り上げが下がった。
これも事実ですし、嘘じゃないのですが、
だからといって出来なかった事や売り上げが
下がった事が仕方ないでは済まないのです。
それは今月はたまたま◯◯があっただけで
先月からやっておけば良いのだろうし、
出来なかったから◯日までにやります!と
明確に返答すれば良いのです。
入所、入院なんてのは毎月、毎年一定数は
発生するわけです。なので昨年度の減少数と
金額が分かれば今年の減少数、金額も予測は
出来るので予算の中で組み入れて考えておけば
差し引きしてどれくらいの新規が必要かは
分かるのです。
そういう見方をしながら報告を聞いていたら
この予測が見えるので何のためのデータ、
記録なんだろうか?と思ってしまいます。
あのサラッと言われる「忘れてました」が
少なくなると業務は抜けなく出来ているの
だろうなと考えます。