新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

よく考えたら分かる事


きちんとしてる方はスルーして下さい!

「よく考えたら分かる事」

施設にて食事量をチェックする業務。

何やら頭を傾げて食べ残しを見る姿。

「これって摂取量7ですかね?

 それとも8ですかね?」

とスタッフへ聞いているのですが、、、

聞かれたスタッフも暫くしてから言ったのが

「まあ、、、8かな。」

という内容。

これってそもそも7と8の基準がないのか?

それとも基準はあるが手順を踏まずなのか?

くらいの差でしか無いように感じます。

そしてもっと根本的に思うことがあって

本当に精密に摂取量を知らなきゃいけない

人を除いて7か8かでそんなに悩まなきゃ

いけない内容なのか?ということです。

下手をしたらまたそれを違うスタッフに

聞いている訳です。そんな時間をトータル

したら利用者人数によっては30分以上を

悩む時間に使っているのです。

そして忙しい、大変だと騒ぐばかりです。

細かく記録しなきゃいけない方はともかく

そこまで気にしなくて良いならばもう少し

サッと判断できるような記録方法を考えたら

良いのです。

ちなみに私はそれをきちんとアドバイスを

させてもらいました

そして無駄な時間を無くせたらそれを忙しい

業務を早く終わらせる時間に使うようにと。

業務の見直し等はよく考えてみたら分かる

のですが

例えば5年前からしている業務があって、

それを1日6人でやってきた。

ところがここ1年前くらいからスタッフが

減り今は1日4人でやっている。

この地点で気づく方は気づくでしょうけど

同じ内容、方法をずっと変わらずしていて

人数が2人減っている。

5年前スタッフ6人を100%とした場合、

4人のスタッフだと150%で業務をしなきゃ

いけなくなっているのです。

こうして見たら、

「そりゃ1.5倍で毎日働いていたら疲れるわ」

となりますね。

このままだと不平と不満しか生まれないし、

実際疲労困憊になるのは当たり前ですから

人を増やすか業務改善にて4人で100%の力で

業務を行う方法を考えるしかないのです。

このチョイスを現場は何故か「増員」と

する施設スタッフが多いのです。

で、

それが難しいのは5年前の保険事業収入と

現在が違う(改定や定期昇給等による人件費)

ためにスタッフ補充が厳しい現実があるが

そんなのは私たちに関係ないと言わんばかり

に人が足りないと言います。

もちろん本当にマイナス人員の場合は、

補充するのは当たり前ですが、そもそも

改定などにより単価が変わる前から業務の

見直しをしていくべきなのですね。

ただこの「見直す」「考える」という変化を

多くの現場は否定的、マイナスと捉える事が

多いのです。向き合う、見つめ直すという

初歩的な事を「やりたくない」という個人の

感情にて抵抗してしまうのです。

忙しいから見直す=それは誰かがやる

ではいつまでも変わらないわとなります。

なので整理をすると

業務は定期的に見直す事。

ミスや事故で加わった業務は期間を定めて

無事故ならば加えた業務を排除する事。

ミスや事故の内容にもよりますが基本的に

連帯責任ではなくミスをした本人に原因が

あるなら個人に業務を加えてそれ以外は

通常にてやれば良い。

改善されたらまた戻せば良いのです。

昔にあった配薬ミスからダブルチェックに

なった。それを5年たった今もコンコンと

ダブルチェックをしている事が無駄な時間に

なるわけで例えば1年間無事故なら一旦

シングルチェックへ戻せば良いだけです。

人は成長するものです。学ぶものですね。

だからこういった

「よく分からないけど昔から◯◯でした」

みたいな業務ほど改めて見直すべきだと

思います。

本当に今が忙しくて大変だと言うのなら。

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