新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

今度にしよう


「今度にしよう」

今日は人足りてないからまた今度ね。

現場で聞かれるスタッフの言い訳ですが、

今度とはいつなんでしょう?

スタッフはまだいきなり亡くなったり

するケースは少ないと思いますが

利用者さんは果たしてどうでしょうか?

よくあるケースとして「桜がみたい」が

あります。

入居者の方がたまたま駐車場にある桜を見て

近くでみたいと言われました。

スタッフは色々確認をします。結果として

今日はスタッフが少なくてフロアーから

離れられないからまた考えます。

と返事してます。

結局このケースの場合、翌日から雨になり

桜もかなり散り、スタッフ判断は雨で桜も

散ってしまったから仕方ない。

来年こそ桜を見ましょう!となりました。

言い方は良くないかも知れませんが、

来年まで元気でいる保証はありません。

来年、スタッフが充実して天気が良くて

連れ出してもらえるなんて分からないのです。

更に逼迫して桜どころか業務がまわらない

なんて騒いでるかも知れません。

スタッフにある来年は利用者にとっては

かなり厳しい場合もあると言うこと。

目の前の桜をちょっと2、3分見る時間を

作るために業務の時間を少しだけ1週間だけ

調整する事が出来ないものか?と考えて

しまいます。

掃除する時間、日時、回数をちょっと見直す。

1週間だけです。桜を見たい方を案内する

時間にシフト出来ないのかなと。

日頃から公平にとか利用者本位とか騒ぐのに

こんな希望は忙しいからと流されている。

今度にしましょう、待っててくださいね。

それが出来たなら施設になんて来ないのです。

本当に逼迫する現場もあるでしょう。

本当に難しい現場もあるでしょう。

だけどその方にとって何が優先されるもの、

後にまわしても良いものはあるのです。

実現できないとしても考えてほしいのです。

50人が見たいといって25人しか連れていく

時間がないなら不公平になるから今回は

見送りましょうではなく、まず25人を

連れていくことを考えてほしいのです。

また今度、、、は簡単ですから。

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