「理由」

色々と何かにつけて理由はあるのですが

前にこんなやり取りがありました。

質問

利用者が調理プログラムをする意味って

あるのですか？

解答

利用者が選んでやるのだから意味はあります。

多分、これを読んだ皆さんからしたら、

「こんなの当たり前じゃん」

となるのですがこのやり取りは真面目なもの。

質問した方は先ず料理プログラムそのものを

したくない、もしくは苦手。

またそんな少人数の有料なものよりみんなで

楽しめるスタッフが仕切ってやるレクが好き。

とまあこんな感じです。

利用者さんがやりたい！と思う事、そして

在宅生活につながる課題、そんな視点から

考えたら疑問にはならないですね。

こんな質問もありました。

質問

自宅で料理をしてもらうために施設でして

いるのに自宅で全く自炊する様子がない。

やる意味はあるのか？

解答

そもそも自宅で料理をしてもらうなんて

話はしてません。もちろん自宅でしてもらえ

たら嬉しいですが目的は「自分で料理をする」

「楽しむ」でしたね？なので施設でする際に

様々な工程を体験してもらいながら数人で

楽しく、だけど自身でなるべく調理をする。

本人が意欲的に参加してもらうのも大切です。

となります。

自宅に帰り自分だけのご飯を作るというのは

意外にめんどくさいことも考慮すべきですね。

準備から片付けまでやらなきゃいけない。

施設でなるべく１人で調理、皆で話ながら

する。それを持ち帰り夕方食べる。

これでも自分でなるべく調理する、は達成

できるわけですし、晩御飯も出来るわけです。

自宅で作るを変に捉えない。目的の本質を

見れば分かるはずです。

プログラムの本質を正しく理解して

スタッフは素直に捉えて理解してから

取り組むこと。ここがないとやらされてると

いう思考から脱出できないのです。

理由や納得というのは行動を引き出す原動力。

そんな風に考えてほしいです。