新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

温度差


「温度差」

FBやインスタ等を含め情報が簡単にリアルタイムに入る。

一方仕事では現場をリアルタイムに毎日見ていて情報が入る。

今の私がたまに感じるのは温度差です。

一方ではいわゆる最先端、最前線でどんどん楽しそう、素晴らしい、新たなアイデアを展開して仕組み等構築していく。

一方ではずっとずっと前から変わらずに何にも改善されないまま痴呆と認知症など関係ないとばかりに展開される現場がある。

どちらかと言えば仕事柄、私は日々後者のイメージの施設に入ってるのですが、たまにこの先駆的な話をすることがあります。

反応も様々ですがだいたい返されるのは

「そんな事より夜勤なんとかならないかな」

「夕食時の遅出がいなくて大変ですよ」

現状が昔と変わらずに非効率な業務で時間に余裕がない状態です。考えて改善すればある程度マシにはなるのですが思考という考え方がないために「人がいない」くらいの事しか言えなくなっている。

よい取り組みが広がっていくためにはやはり現場で働く介護関係者が動いていけるのが一番効果的だと思うのですがそういう場所に最先端の情報もそこで取り組む方々も来る事はほとんど無いのが実情なんだなあと感じてしまいます。

ただある程度「思考」ができるようになり改善がされてきて色々と話をしていくと興味をもつ方、参加してみたいという方が生まれてくるのもまた事実です。

そこまでの環境を作っていくのは本当に大変ですし、スタッフの成長も必要ですがそういった方々の動きは地域を大きく変える原動力になるのではとも考えます。

情報が沢山入るからこそ日常と比較しての温度差は毎日感じていますがこの温度差の間隔が減少したらきっと「変わった」と感じるのだろうと思います。

今はまだ何とも遠い先の先の事ですが。

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