「落ちる理由」
冬場になると売り上げが落ちるのです。
とよく現場で聞きます。
どうして?と聞くと、
「コロナを気にされて」
「入院になりました」
「入所になりました」
と言われるのですが。
まず、これは今年に限っての事でしょうか?
コロナは特別だとしてもこれまでの12月から
2月ってどうでしたか?となるわけです。
また施設によりますが12.1月は年末年始もあり営業日数が3月から11月に比べて元々少ない、2月は暦で28日しかない。
なので売り上げは普通にしていても上限が下がるので下がります。
ただ1日辺りの売り上げ平均、利用者人数を出したらそこは日数に関係なく分かるわけです。
意外にこの説明が話し合いで出来てない事が多く、「なんで売り上げ下がるの?」と悩まれてるのを見ると心配になりますが。
もちろん単純に落ちている事もあります。
売り上げ下がる=退所者が増える
売り上げ下がる=新規が来ない
この二点が両方だと厳しいわけです。
新規が来ないのもちょっと心配ですね。
退所者に関しては毎年のデータから見たらある程度予測出来るわけです。
ただし何にも回復を目指した努力をしないで売り上げが改善される事だけは有り得ません。
きちんと原因に見合う改善を継続してやれば数ヵ月後にはある程度の回復をしているのがほとんどです。
広報をしてます!これにもやり方があるわけでそれがうまく出来てないと広報が広報としての効果が出ないのです。
取り組みもせっかく継続してしていたことを勝手にもとに戻すような事をしていては、事業所の信用もなくなり2度と話を聞いてくれ
なくなります。
落ちていくには必ず幾つかの理由があります。
また薬のように即効性のある方法は皆無に
近いくらいありません。
何事も実直に取り組みを継続して、しっかり顔を合わせて話をする、もしくは話だけでも定期的にする。安否確認のように継続が大切です。
人の考え方も同じです。そんな急に変わる事はなく、しっかり説明し理解を得る努力を惜しまず実践を通して形にする。
見て判断してもらえるような機会を作る。この積み重ねしかありません。
なので普段の業務や取り組みが基本に忠実に出来ているか?
勝手に都合よく変えていないか?
そんな部分を振り返って見てください。自ずと原因は見えてくると思います。