新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

素直な気持ち


最近、色々と施設にいって伝えていく中で不思議と

共通する事がたくさん見えてきたのですが、

その中の一つを。

例えば体操の方法を伝えるとして・・・

1.30分をワンセットで

2.5分が移動、15分体操、5分振り返り、5分移動

3.種類を4種にする

以上のように伝えておくのです。

普通にこれを読んだ方はどうするでしょうか?

たぶん、書いてる通りにしようと努力はするはずですね。

ところが面白いのは、

普段から違うやり方での体操が当たり前になっていたり、

そもそもずっとしていたやり方が身についていると、

なぜかこの3項目が出来ないのです。

不思議ですよね

そんなことないよ~出来るにきまってるやん!と

思っているあなた(笑) いざ直面したら案外できないかも

知れませんよ。

それくらい個人が持つ介護観というものは

後からやってくるものを素直にやろうとしない

ブレーキにもなっている事が多いからです。

ちなみに、

これまで教えてきた中でこの体操のやり方に関して

よくあるのは・・・

1.30分という時間が守れない(多くは早く終わる)

2.4種類といってるのになぜか4種類にならない

3.言ってない事が勝手にアレンジされている

大概はこの3つが見事にされているのですね。

そしてこのようになる理由は簡単です。

それは・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

なぜ30分なのか?

なぜ15分の体操と5分の振り返りなのか?

なぜ4種類なのか?

この意味が分からずにやっているために

自身の理解できる範囲、いわゆる介護観で

判断をして構成と理解をしていくからです。

当然ながら、元々の提示の方法には理由があるので

勝手にアレンジしたやり方でしていても

しっくりくるはずはなく、

結果、やらなくなるのですね。

これって体操の方法に問題があるわけではなく

理解しようと考える努力をしない側に問題があるのだと

思いませんか?とあえて、投げかけとしておきます。

答えは読んだ皆さんがそれぞれに見出してもらえたら

私がいう考える介護の実践になるのでうれしいです。

素直にするというのは本当に難しい・・・

そう思うのでした

 

放浪後の一言:素直にやる=基本を理解する につながるもの

       基本なくして応用はなし。やってみないで失敗はなし。

       失敗がないという事は成功もないという事。

 

 

 


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