新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

外出と目的


「外出と目的」

施設でよくある散歩。

最初の頃は利用者も喜んできてくれます。

しかし時が経つにすれ散歩にいかなく

なることがあります。

スタッフは

「あんなに好きな散歩にどうして最近

行かなくなったのかな」

と悩む事が多いのですが。

なぜあまり行かなくなるのか?

人は出かける時にはだいたい目的があります。

コンビニでデザート買いたいから

ガソリン入れにいかなきゃ

駅まで歩いていこう、仕事だ。

などなど。

しかし施設の散歩はというと、、、

「◯◯さん、散歩にいきませんか?」

なんですね。

これが繰り返されるとそのうち飽きてきて、

少し暑くなってきたらめんどくさい。

歩くより寝ていたい。

散歩っていったいどこに行くのやら。

となり、行かなくなると思うのです。

だから普通に、

近所の公園まで歩きませんか?

◯◯スーパーに買い物にいきませんか?

コスモス畑にコスモスを見に行きませんか?

のように聞いていけば、気持ちがむいたら

行くのだと思います。

そもそも、

外に連れていけば喜ぶからとか

寿司屋にいけば大丈夫だろうとか

そういう安易で中身のない判断で外に

行かないでほしいものです。

デイサービス利用中に原則外出が認めて

もらえないのは、

「困った時の外出」

で散々利用者を連れ出す安易なサービスを

提供し続けたから認められなくなったのだと

言うことを振り返ってほしいですね。

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