「外出と目的」
施設でよくある散歩。
最初の頃は利用者も喜んできてくれます。
しかし時が経つにすれ散歩にいかなく
なることがあります。
スタッフは
「あんなに好きな散歩にどうして最近
行かなくなったのかな」
と悩む事が多いのですが。
なぜあまり行かなくなるのか?
人は出かける時にはだいたい目的があります。
コンビニでデザート買いたいから
ガソリン入れにいかなきゃ
駅まで歩いていこう、仕事だ。
などなど。
しかし施設の散歩はというと、、、
「◯◯さん、散歩にいきませんか?」
なんですね。
これが繰り返されるとそのうち飽きてきて、
少し暑くなってきたらめんどくさい。
歩くより寝ていたい。
散歩っていったいどこに行くのやら。
となり、行かなくなると思うのです。
だから普通に、
近所の公園まで歩きませんか?
◯◯スーパーに買い物にいきませんか?
コスモス畑にコスモスを見に行きませんか?
のように聞いていけば、気持ちがむいたら
行くのだと思います。
そもそも、
外に連れていけば喜ぶからとか
寿司屋にいけば大丈夫だろうとか
そういう安易で中身のない判断で外に
行かないでほしいものです。
デイサービス利用中に原則外出が認めて
もらえないのは、
「困った時の外出」
で散々利用者を連れ出す安易なサービスを
提供し続けたから認められなくなったのだと
言うことを振り返ってほしいですね。