新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

ルールは必要?


「ルールは必要?」

最近の研修でよく話す事に

施設にルールはありますか?

を使っています。

提出物を期日内に提出する!というルール。

ありますか? ないですか?

これにはほぼ全員、あります!と答えます。

では、

期日内に提出しなかった場合に守れない方に

対して何らかのペナルティがありますか?

と答えを求めたら殆どの人らが

ないです、、、と答えるわけです。

このように見ていくと当然ルールを守っても

守らなくても一緒なわけですし、そもそも

守らなくても何にもおとがめなしですから

守らないわけです。

その方に協調性やモラルがあればまだ良いの

ですが無いので守らなくても悪気もない

ように感じるわけですね。

じゃあ日常生活の中でのルールが守れない

のかと考えるとそうでもなく守る事もある

わけです。

例えば、赤信号は止まりましょう!

これは止まるのですね。たまに止まらない方も

いますが車なら罰金か免許証の点数が削られ、

歩いてる人なら命にかかわる場合もあるほど

危険なわけですね。

つまりその人はルールを守れないのではなく

その時その場その気持ちにおいて意図的に

守ったり守らなかったりするのです。

その基準がペナルティのケースが多いのだと

思います。

施設では意外にこのルール違反に対しての

ペナルティが存在しないので結果として

不公平が生まれたりもめたりします。

ちなみに対称的に考えて必要な事は賞です。

一般的に評価と呼ばれるものですね。

この評価がきちんとされないとやる気ある

人らが辞めていきます。

施設ではこの賞の評価が分かりにくくて

やる気ある方の捉え方が良くない場合が

多いのです。分かりにくいからですね。

どんな組織にもルールは必要です。

また分かりやすい評価もまた必要です。

賞と罰のバランスが働くスタッフの意欲、

モチベーションを左右するのと組織に対する

信用を左右するためですね。

そのルールは人が作るものですから

結局は人材育成にしっかりと時間とお金を

かけて、学んだことを実践できる環境を

作っておかないといつまでも苦労するという

現実から脱する事はできないのです。

そこに気づかないと組織は疲弊していきます。


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