新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

家のような・・・


グループホームや特養の生活の場において
よく聞く現場の声にあるのが
「家のような雰囲気で・・・」
と言われているんです。だからあまり派手派手しい
環境はどうかなあとスタッフらから言われているんですが・・・
なんですが。

これって矛盾しているなあと思うんです。

環境つくりにおいて、
例えばお店のような装飾でお願いしたいんです。
理由は食事をする場では適度な緊張感がある方が
良い効果があると思うからなんですよ。

と話をしていると先に書いたようなこと。
「家のような雰囲気にはならないのでは?」
と言われます。

そうなんだと思いフロアーを見渡すと・・・

まあ、何にもない(笑)
テーブルがあって椅子がある。
壁には作品などが適度に貼り付けてあって。
このような状況から再度スタッフらに問うんです。

「ここに住んでいる方々の家はみんな部屋に何もない
 ような環境だったのですか?もっと色々と物が
 置いてあるのが多いと思うんだけど・・・」

その後の答えに返ってくる返答はないんですね。

結局、家のような、馴染みの関係というのも自分らの
都合のいい部分については良い解釈で実施をして、
都合の悪い部分については人不足や時間がないと
切り捨てるんです。
そしてもう一つ。
やりたくないのならやりたくないと言えばいいのであって
その際にはキチンと代換案を提案すれば済むことなんですね。

そういった仕組みをキチンと守って考えていけば、
そうそう揉めることもなくモチベーションも下がらずに
実践していけるのです。

自分たちが自ら放つ「矛盾」についてしっかりと
考えてみて下さい。
何をするべきなのか?自分らの役割とはなんなのか?が
明確になるのだと思います。

 

放浪後の一言:この業界とにかく矛盾だらけ


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