ふらっと施設に入っていくと
私を見つけて「こんにちは」と
言ってくれます。
時にはその表情に陰りが見えて
時にはその言動に重みを感じて
なぜか挨拶されてるのに気持ちが
押しつぶされそうになります。
そこで暮らし過ぎゆく時間の中で
毎日何を見て、毎日何を思って、
毎日何を考えて、毎日何を言おうと
思われているのだろうかと考える。
その力ない「えがお」の裏側を
感じてしまう時は辛くなります。
どうしていけば、
えがおの中のその心に温かい息吹を
吹き込む事が出来るのだろうかと、
どうしていけば、
挨拶の中のその思いに明るい希望を
抱いてもらう事が出来るのだろうかと、
毎日見る施設でお会いする「えがお」を
みつめながら自分を奮い立たせてます。
その思いをしっかりと伝えて
その考えをしっかりと形にして
それを理解してくれたこれからの
希望に溢れるスタッフさんらが
目の前にいる１人１人の当事者さんに
温かいかかわりと明るい役割から
本当の「えがお」が生まれるように
なることを信じて毎日を歩きたいと
思います。
放浪後の一言：人はそうそう大きな声で笑えない
About the author
