新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

やってみよう!


やれないことに色々思う事はあるけれどそれは

自身の介護観や施設の慣習である事が殆ど。

自分達が変われば環境が変わり利用者さんも
変わっていきます。

その人らしさと言うけれど、
その人らしさは本人が決める事。
だから選択出来る環境づくりから決定しやすい
その場所を考えて用意してみる。

お茶を飲みたいから自分で入れる
早くご飯が食べたいから一番に取りに行く
トイレに行きたいから立ち上がり歩く
運動しなきゃと思うから頑張る
一緒に洗い物をしたり洗濯物を干したり
掃除をしたり片付けをしたり
焼き鳥しながら飲みながら出来を確かめ
畑をしながら収穫後の楽しみを話す
家での愚痴を聞くときもあり
嬉しい出来事の報告があったり

当たり前のこれらの事が出来る施設が少ない。

与えられて至れり尽くせりのサービスを受ける
為に来るのではなく、ただ楽しけりゃいいの
ではなく、

楽しむ事に、身体を動かす事に、話をする事に
目的を持って受けるサービスを提供する事。

本当は何もなければ行きたくない施設を
あえて使うならばこれくらいは充実して
ないと来たくないはず。

そんな利用者さんの心の中を考えた上で、
スタッフ自身が「やってみよう」と思う事。

色々な思いから考えて考えてやってみて、
その様子を観ながらまた考えて見直しをして
またやってみる。

だから、

やってみようという人を自身の狭い介護観で
頭から否定するんじゃなく、
やってみようという人を自身の出来る限りの
素直さでフォローする

やってみる!から生まれる事は決して
成功はがりではないけれども、失敗には
成功への一歩が含まれているから、考える
チャンスが必ずあるから、お互いに

「良かったね」

と、言えるように毎日の中で様々な事を
「やってみよう」と考えてほしい。

希望が生まれるその先に、それぞれの明るい
未来が育っていくように私達はいつもいつも

「利用者さんと一緒にやってみよう」

この気持ちを持ち続けていきたい。

 

放浪後の一言:何事も楽しく真面目に


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