新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

気遣い


おやつの時間になると

利用者さんの気遣いが気になります。

また、その気遣いがなぜ起こっているのかを
気付いてないスタッフさんもいます。

おやつの時間が始まります。

それぞれにおやつを配る施設もあれば、
ご自身で取りに来てくれる施設もある。

皆さんに行き渡ってからおやつを食べ始める。

すると、、、

「あんたもここに座われば」

と言われたスタッフさんは

「あ~、大丈夫ですよ~」

と返してみる。

「私のを半分あげるから食べなさい」

と言われたスタッフさんは

「あ~、先に頂いたんですよ。
 それは○○さんの分だからね」

と返している。

スタッフさんには気付いてほしい。

食べてる最中に視野に入る位置から立たれて
見られたら落ち着かないその気持ちに。

自分達だけ食べていては悪いかなあとスタッフ
を気遣い、一緒にどう?と言ってる気持ちに。

自分達ならどうでしょう?

目の前の友人らが誰も食べていない中で、
自分の前にだけ美味しそうな食事を出されて
友人らに、

「どうぞ食べてね!」

と言われてもなかなか食べにくい気持ちに
なりませんか?
それでも食べれる方もいるでしょうけど、
大体は、

「自分だけ悪いなあ…」

と思う方が多いと思います。

そう考えると、一緒におやつを食べてとまでは
言わないけれど、スタッフさんも飲み物くらい
準備して、利用者さんがせめて食べ終わるまで
の間くらい座って、話しをして過ごせませんか

それを気遣いさせずに一緒に過ごす時間を
作り出すのが人としてのかかわりだと思うの
です。

中には座って話す事を、

「仕事をサボってる!」

と言ってるスタッフさんもいますが、
利用者さんとロクに話しもしない方が
よっぽどサボっているんだと思います。

些細な事かも知れないけれど、

毎日のおやつがあるのならば、
毎日の無駄な気遣いをさせなくていいように
考えてあげてください。

利用者さんはきっと、スタッフさんと一緒に
楽しく過ごしたい。と思ってくれてますから。

 

放浪後の一言:この手の事は毎日だから大変です・・・

 


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