新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

空間の裏表


効果や動きなどを予測して
レイアウトは考えていくのです。

そこには個人的な感情は余りないのですが
「歩きたいと思ってほしい」
「あの席が好きだなあ」
とか、その方の気持ちを考慮します。

限られた空間に本人の意欲や思いがキチンと
反映するように。
思い出が生まれる場所でもあり、
思い出を思い出す場所でもあるのだから

そんな風に考えてフロアーを見ていけば

己の私的感情を維持するという
ちっぽけなこだわりにも終止符を
うつこと事が出来ると信じたい。

現状を見て改善すると言うことは、
「効率悪くしてやろう」とか
「あんなの無視してたらいいよ」みたいに
意図的に悪くしようという邪の考えには
ならないのです。

人は見慣れた環境に安心を感じ、
変化する環境に不安を覚えます。

だから環境に適応する際は考えるのです
そして受け入れようと努力をします。
その努力を意図的に怠る時に矛盾した言い訳を
言い放ちます。

考えてほしいのです。

何のために考えるのか?
否定から何が生まれるのか?
誰のためのスペースなのか?

S字カーブが続く道と
真っ直ぐな道
どちらが走りやすいのか?

考え方は表裏一体

表の変化する環境の裏側には
いつも本人が居るということ

上辺だけ見て判断する程、
専門職として恥ずかしい事はない

いつもそこに住まわれる
いつもそこを使われる

人の意思に寄り添っていたい

放浪後の一言:普通に考えると当たり前と言われるのよね


About the author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です