新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

出来ること


昔、あるファーストフードでバイトをして
いた頃に店長から言われた事を思い出す。

当時、今で言うフリーターな私はほぼ毎日
真面目にバイトしていて、おかげ様で
スイングマネージャー(社員と同じように
仕事をする位置)になってました。
それなりにバイトどおしながら仕事を教え
たり店を開けたり、現金管理などしていた
せいでやはりそれなりに偉くなったような
錯覚におちやすいもの。

そんな時、店長にふとこんな話しをされた。

社員もマネージャーも本当にここはよく皆が
頑張ってくれる。仕事にも差があまりなくて
えらいなあと。ただね、社員とスイングマネージャーと

何か違う部分があるとしたら、何だ と思う?

当時の私は私なりに頑張ってる気持ちもあり
思いつかず、仕事は確かに社員さんには叶わ
ないけどできてるやろし、店も見れるし、
発注やらもできるし、、、と悩み、結局、

責任感ですか?ね。
と答えた。

すると店長はこんな解答をしてくれました。

何が違うかというとね、人の育て方だよ。
スイングマネージャーはマンツーマンか
それに近い人数の把握が出来たらよくて、
社員には店舗全体の教育を任せるように
していく。だからスイングマネージャーを
社員が全体を見渡す目の役割と細部の教育が
出来るように育てていく。
各々が自身の立場と役割を理解して運営でき
るように見るのが私の役割。

そのために話しをしておいた方が良いかなあ
と思って(^^)

こんな感じで言われた話しでしたが、その時
私には役割や立ち位置をさりげなく気づかさ
れたような気持ちでした。

すごいなあと感じたのは、個々の仕事から
普段をよくみておられ、今、何ができるか?
を見極めてのアドバイスを気づかせるように
いう観察眼。

この時から自分を客観的に観る事にいつも
注意と意識をするようになった。

人は人に支えられている。それは組織におけ
る人間関係も同じだと言うこと。

立場におごらず、自身におごらず、
人に仕事に謙虚さを意識する事。

こんな気づきを得てからもう26年が経つけど
まだまだ人としてあの時の店長には至らない。

今、あの時の店長はどんな方になっている
のだろうかと、、、話しをしたいと思う。

 

放浪後の一言:時間が経っても効果的なアドバイスの色は褪せないもの

 


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