新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

些細な気遣い


あ~おやつの時間が…

慌ただしく準備が始まる。

コップを並べて、順に飲み物を入れて
次におやつの入れ物を出して並べて、おやつを
順に入れていく。
そして利用者の元に順に配られる。

毎回、思う。

なんで全てを投げ出して準備に走るの?
なんで15時でなきゃいけないの?
さっき寝始めた人を起こしてまで食べなきゃ
ならないもの?
なんで一緒に準備しないの?
テーブル拭きお願いしたらいいのに?
おやつ取りに来てくださいと頼めば?
なんで介助の方が最後なの?

職員はこれだけしなきゃならないから忙しい
のかなと見ていて不思議に思う。
で、配り終わると監視員のように利用者さんを
見ている。
一緒にお茶やコーヒーくらい飲めば良いのに。
一緒に飲まないで、監視員をして、見ながら

「美味しいですか?」
「甘いですか?」

そんな風に聞いている。

利用者さん、食べるのに気を使っているのを
わかってあげてほしいなあと思います。
そんな利用者さんはこんな風に言うのです。

「半分あげようか?」
「あなたたちは食べたの?私のあげるよ」

言われた事ありませんか?

相手が食べてない、飲んでない状態で自分の
前にだけ、お菓子とお茶があり、どうぞ!と
勧められても食べにくいのですよ。
逆に相手にも用意されている、飲み物を飲み
始めていて、どうぞ!頂いてください。と
言われたら、手をつけやすいのです。

そんな利用者さんの気遣い。しなくてよい
ように気遣ってあげてください。
食事の時も同じです。

職員が食べるわけにはいかないのなら、
飲み物くらい一緒に飲めば良いのです。
職員だって水分補給しなきゃいけないのです
から。

毎日の事だから、ささいな事だから、
見過ごさずに気づいてください。
気持ち良く、その時間が迎えられるように。

 

放浪後の一言:寄り添いも気遣いも職員の気持ちだよね


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