どんな業界も学び、いわゆる研修が多い。
介護もそう、色々な研修があります。
研修を受けにいくきっかけは様々。
業務上、行くようにいわれた。
誘われて参加した。
大して行きたくもないが仕方ないから。
○○さんの話しだから。
○○について学びたいから。
現場から離れられるから。
と、まだまだありますが良いも悪いも。
この中でネガティブなケースは殆どその後に
役に立たないのでおいておきますが、
ポジティブなケースの場合は、だいたい施設
に戻ってから、やってみる、もしくは伝えて
共有、実践にと努力をされます。
ところが、なかなか第三者となる職員には
浸透しないことが多いと言われてます。
下手をしたら、逆に吊し上げにあったり、
あなたはいいよね!みたいな扱いを受けたり
現状に対しての改善のものになると文句、
イジメに近い仲間外れなど辞職につながる 事も
あったりします。
なかなか伝達研修も命がけです(笑)
ちなみに施設改善や見直しにつながる研修の
時は特に反発が強かったり、やらなかったり
する事が多々あり、なかなか浸透しないのです。
これには理由がありますね。
研修を受ける → 現場で説明する →
とりあえずやってみる → 変化から生まれ
る問題が発生し、研修を受けた方が対処方法
を聞かれる → 明確な答えを説明する事が
出来ず、問題解決が不十分になる →
問題を言った側はそれ以降やらなくなる
→ 研修受けてきた方も気まずい →
もう現場で新しい取り組みをしたくなくなる
絶対とは言いませんがだいたいこの流れで
改善策は力尽きていくのです。
こう考えると研修の弱点は、
研修後の問題発生におけるフォローが殆ど
ない、出来ないからとなります。
まして、現場に反映しにくい研修ならば
なおのこと、現場からは突っ込まれ放題。
そんな研修みたいに上手くいかないよ。
それは○○さんだから、○○さんの施設だから
出来るんであり、私らの施設とは違う。
デイだから出来るんでしょ!特養とは違うの
だから。
ざっとこんな感じでしょうか(笑)
こうやって見てみると、研修によるいい話も
その効果が反映される可能性は普通にして
いたら無理に近いとなります。
せめて、伝達研修など、そのよい話を聞き、
実践したいと思うなら、伝えた方々がきっと
言うであろう、マニアックな問題や、レアな
クレームを想定した上で、いざという時の
ために明確に自信を持って返答を出来るように
しておく事です。
何故なら、したくない、気に入らない方と
言うのはハッキリ自分はしたくない!とは
言わず、問題を引き合いに出したり、利用者
さんが言ってるからだと人を盾に使ったり、
やりたくない側も必死なんであらゆる手を
使うものです。
大変だとは思いますが、正しく伝える、
納得してもらうのはお互い真剣勝負だという
事ですね。
慣習を見直し改善を提案し、実践につなげ、
その後を継続する。
そのためには用意周到でないといけません。
放浪後の一言:とにかく変化が起きるときは上手くいかない
要因があるのは仕方ないのです