新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

連れていってちょうだい。


どうも‼福祉用具オタク、バガボンド・テルこと、徳橋でございます。

とある施設で、車椅子に乗った利用者さんが、職員に「お部屋に連れていってちょうだい。」と、頼んでいました。

見たところ、その方は、どちらの腕にも麻痺はなく、握力も十分で、姿勢も崩れるコトなく座っておられる。

つまり、車椅子の操作には、支障がないように思えるのです。

では、何故その方は、自分で車椅子を操り、行きたいところへ行かないのでしょうか?

依存体質で怠けてしまっているのでしょうか?

一見するとわからないけれど、何らかのしょうがいを持っておられるのでしょうか?

お嬢様育ちで、何でも人にしてもらうことに慣れきっている方なのでしょうか?

一人で動き回ってはイケナイ。と、職員に気を使っているのでしょうか?

等々、様々に憶測できるのですが、多分、車椅子で移動するには距離がありすぎるのではないか?と、思うのです。我々にしてみれば、ほんの数メートルなのかも知れません。が、その方にとっては、果てしなく遠くのように感じてしまっているのかも知れません。

車椅子は、自分だけで移動する。って、ケッコウ大変なのです。

が、行きたい時に行きたいところへ行く。という当然のコトができなくなる。って悲し過ぎませんか?そりゃ依存心が生まれるのも当然のように思います。

なので私は、老人ホームには、電動アシスト車椅子を常設するコトをオススメいたします。

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確かに導入費用は多くかかります。が、利用者が行きたいところへ、行きたい時に行く。そんな当たり前のコトができるようになるコトで、様々なコトが好転すると思うのです。

排泄や食事、入浴等、日常生活の多くで『移動する』という要素が入ります。移動の自立度が向上することで、移乗に関しても自立度は、向上しやすくなるのです。

当然のように利用者の自立度が高くなると、その分、介護者にかかる身体的・精神的な負担を軽減するコトができるのです。

いかがでしょうか?電動アシスト車椅子の導入、検討しては?

 


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