どうも❗❗福祉用具オタク、バガボンド・テルこと徳橋でございます。
介護を受ける側も介護をする側も始めに考え、しっかりと予算をとる必要があること、それは、住環境・介護環境です。
より便利に、より快適に、と、考え、十分な予算をとる。コレができない。または、十分に出来ていないと、介護の大変さ、生活者で居続けることの大変さに、押し潰されていってしまうのです。
ランニングコストを出来るだけ少なくおさえる為に、イニシャルコストを十分にかける。ということです。ここでいうランニングコストとは、介護にかかる費用はモチロンのこと、介護にかかる労力も含んでいます。
介護を受ける側も介護をする側も歳をとります。怪我もすれば、病気にもなる。歳をとることで、衰えもするのです。我々ニンゲンは、常に元気で、いつまでも若くあり続ける。不老不死というわけにはいきません。
更には、環境を整備することで、悪化を予防する。悪化を最小限にする。つまりは三次予防が、しやすくなるのです。
例えば車椅子なら
ヒトコトで車椅子といっても、車椅子には様々な種類がございます。
JIS規格では、
↑自走(自操)型
←介助型
リクライニング型→
と、分けられています。
実際には、もっと多くの種類が存在しています。使用者の状態に合わせて調整できる調節機能のある車椅子もあれば、持ち運びに便利な軽量車椅子、調整が全くできない標準型・固定型などと言われている1945年型車椅子、片手で操作できる、電動で操作できる、自転車のようにペダルで漕ぐ車椅子だってあります。先に述べた調節機能のある車椅子といっても調整できる範囲や調整できる箇所の多い・少ないがある。四輪もあれば六輪もある。キャタピラーだって!等々、多種多様です。モチロン値段だって多種多様です。
と、このような話しをすると、「何が一番良いのか」と、知りたがる方が少なくありません。しかし、残念ながら、一番良い車椅子なんてありません。あるハズがないのです。なぜなら、車椅子を使う人の使い方や生活スタイル、しょうがいのある部位やしょうがいの重さ軽さ、どの様な目的を達成するために使用するのか?経済的理由、等々によって、使用者に合う車椅子とそうではない車椅子があるのです。しかも、使用者の状態は、加齢や病気、怪我等によって、変化します。今は合っている車椅子も合わなくなる時期がやって来ます。
値段が高いモノ、調節機能が多いモノが良い。とも限りません。使う人の目的に合わせ、より便利に、より快適にと考え、試行錯誤の結果、選定される。使用する方や使用する方の家族の、その後の生活を左右する事にだってなってしまうのですから、福祉用具選びや環境整備には時間をかけたいです。
脱線しちゃった‼
話しを車椅子に戻します。
屋内で使うのなら、小回りがきく六輪の車椅子がオススメです。
移乗が大変だ。という方にはフットサポートのスイングイン・スイングアウト、または取り外しができる。ひじ掛けも跳ねあげや取り外しのできる機能がある車椅子がオススメです。
行きたいときに行きたいところへ自分で行きたい‼でも、段差がアチコチにあって・・・。腕が良く動かない。握力がない。等々で、お困りの方には、電動車椅子がオススメです。屋内で使用する機会が多い方には、電動アシスト車椅子がオススメです。
ここまで、お付き合いくださった方は、既にご理解頂けたと存じます。そうです。万能の車椅子なんてありません。あるのは、様々な機能、様々な特徴をもった車椅子があるだけなのです。
なので、我々は、より便利に、より快適に、使用する方の目的に合った車椅子とは何かを一緒に探し、試用し、検討するのです。