どうも!福祉用具オタク バガボンド・テルこと徳橋でございます。
福祉用具オタクの私も認知症についてのセミナー開催を依頼されることもございます。尊敬する方から「これからは認知症(認知症介護)だ。」と、言われ、これまで、少なからず認知症(認知症介護)についての情報収集や情報提供をしながら日々、研鑽を積んで(?)おります。ありがたいことに「アナタの話はオモシロイ、分かりやすい、救いがある。」等と、ご好評を頂いており、リピーターさんもおられます。
そんな中、認知症についての話をすると、結構な割合で「ボケたモン勝ち」という話を耳にします。
ボケる。つまり認知症になると何も分からなくなる。認知症を看る家族や周りの人は大変だけれど、認知症になった本人は何も分からない。だから「ボケたモン勝ち」なのだそうです。
ホントにそうなのでしょうか?
想像してください。
認知症は、記憶を失くしてしまう病気です。
少し前に何をしていたか分からない。
今、何を何をしてよいか分からない。
次に何をしてよいか分からない。
ココに居てよいのかどうか分からない。
ココがどこなのか分からない。
どうしてココにいるのか分からない。
どうやってココに来たのか分からない。
どうやって帰ればよいのか分からない。
周りに居る人たちが誰か分からない。
等々のことが10分おき、2、30分おきに起きるのです。私なら不安で不安でたまらなく、「なんとかしよう」と焦り、落ち着きをなくしてウロウロと・・・。または、怖くて優しく話しかけてくれている人に対しても攻撃してしまう。などということも十分に考えられます。
いかがでしょう
それでもアナタは「ボケたモン勝ち」って思いますか?