新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

ボケたモン勝ちってホント?


どうも!福祉用具オタク バガボンド・テルこと徳橋でございます。

福祉用具オタクの私も認知症についてのセミナー開催を依頼されることもございます。尊敬する方から「これからは認知症(認知症介護)だ。」と、言われ、これまで、少なからず認知症(認知症介護)についての情報収集や情報提供をしながら日々、研鑽を積んで(?)おります。ありがたいことに「アナタの話はオモシロイ、分かりやすい、救いがある。」等と、ご好評を頂いており、リピーターさんもおられます。

そんな中、認知症についての話をすると、結構な割合で「ボケたモン勝ち」という話を耳にします。

ボケる。つまり認知症になると何も分からなくなる。認知症を看る家族や周りの人は大変だけれど、認知症になった本人は何も分からない。だから「ボケたモン勝ち」なのだそうです。

ホントにそうなのでしょうか?

想像してください。

認知症は、記憶を失くしてしまう病気です。

少し前に何をしていたか分からない。

今、何を何をしてよいか分からない。

次に何をしてよいか分からない。

ココに居てよいのかどうか分からない。

ココがどこなのか分からない。

どうしてココにいるのか分からない。

どうやってココに来たのか分からない。

どうやって帰ればよいのか分からない。

周りに居る人たちが誰か分からない。

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等々のことが10分おき、2、30分おきに起きるのです。私なら不安で不安でたまらなく、「なんとかしよう」と焦り、落ち着きをなくしてウロウロと・・・。または、怖くて優しく話しかけてくれている人に対しても攻撃してしまう。などということも十分に考えられます。

 

 

いかがでしょう

それでもアナタは「ボケたモン勝ち」って思いますか?


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