どうも!福祉用具オタク バガボンド・テルこと徳橋でございます。
今回は入浴場面で活躍している「シャワーチェア(入浴用椅子)」の紹介です。
「シャワーチェア」は、浴室の洗い場に置いて使用します。
下肢筋力が低下し、床面からの立ち座りが困難となってしまっても「シャワーチェア」使用により、入浴を楽しめます。「シャワーチェア」を使用する状態の方は、「浴槽用手すり」「浴槽台」などの福祉用具を合わせて使用する方が多いと思います。
この「シャワーチェア」は色々なメーカーから様々な種類が出ています。
今では施設や病院くらいでしか見ることがなくなった固定式のモノ
不特定多数の方が使用される大きな病院や施設などの場合は、衛生面や耐久性などから、これらのような製品が選択されることもあります。座面は平らなモノより、画像のように曲がっている方が、座位でのバランス保持に優れているそうですが、横(スライド)移動が必要な方には、在面が平の方が良いと思います。
気温が低い冬季間は、座面にお湯をかけても温まりにくいです。肘掛つきのモノもございます。
上記の製品にクッションが付いたモノです。耐久性は落ちますが、クッション部が交換できますので、コストがかかるものの衛生面でも問題ないと思います。
上記のモノに比べると温まり易いです。肘掛つきのモノもございます。
背もたれは付いていなくても腰部を支え座位姿勢保持を容易にしてくれるモノ
様々なメーカーからこのような形のシャワーチェアが発売されていますが、実際に座ってみると、「腰部の支えられ感」が異なります。「背中を洗うのに背もたれが邪魔になるので、背もたれは要らない。けれど、背もたれがないと座位姿勢が不安定になりやすい。または背もたれがないと安心できない。などの方には良いと思います。
立ち座りを行なう場所とシャワーのある方向が異なるが、浴室内が狭く、シャワーチェア設置により、浴室内での移動が困難となり、移動できない。などという場面で重宝する製品です。
ただし、座面が回転する分、多少の「遊び」つまりガタつきグラつきがあるので導入の際には十分にご検討いただく必要がございます。
折りたたみでき、折りたたんでも自立するので、前記のような「狭い浴室」であっても、使用しない時の収容場所にも困りません。
が、しかし、下記にある後発製品と比べると、座面にスイッチがあるので、折りたたみの際には姿勢を低くする必要があるのです。姿勢を低くすることが困難な方、バランスを崩しやすい方にはお勧めできません。設置する際や片付ける際にワンアクション増える分、下記の後発製品がオススメではあります。
もちろん、この製品もスバラシイのでオススメです。
今のところ私のお奨めは、パナソニックのワンタッチ折りたたみ式のシャワーチェアです。
このシャワーチェアは片手で簡単な操作のみで広げたりたためたりできます。これなら普段の収納に場所が取られてしまうことはありません。
介護者は被介護者から手を離すことなく広げたりたためたりできるので、入浴介助中の事故発生率の低減に大いに役立つ商品だと思います。
背もたれにあるレバー操作でカンタン操作できます。