新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

これは訓練ではない!繰り返す!!訓練ではない!!!


どうも!福祉用具オタク、バガボンド・テルこと徳橋です。

数ヶ月前、夜に気になる高齢の方を見かけたので、警察に協力をお願いした。という話です。

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夜といっても19時くらいです。

なぜ気になったのか?

それは、4、5メートルごとに歩みを止めて小休止を繰り返し、ふらつきながら歩いていたからです。

さらには、スーパーに入ったはよいが、買い物をするでもなく、買った商品を袋詰めするカウンターに腰を掛け店内をぼーっと眺めていた?(私にはそう見えました)からです。

どうです?気になりませんか?

私、運転中にその方を見かけ、気になったのでスーパーの駐車場に車を停めて、お店に入る様子から遠くから見ていたのでした。

店内での様子もお店の外から見ていたので、もしかしたら私が不審者?のように誰かから見られていたかもしれません。

店内での様子を見て、私は覚悟を決めました。

先ずは地域包括支援センターに電話します。

出ません。ま、夜の7時過ぎです。無理もありません。

さらに覚悟を決め、警察へ電話しました。

『気になる人がいる。』と、その方の様子を伝えます。『自宅に帰ることができずに困っているような様子はないが、怪しい。』『認知症の人ではないような気もするが、怪しい。』『転倒リスク高いように見え、夜間で足元も暗く、一人で転ばずに自宅帰ることができるか心配。』『このままにして、後日に新聞に載っているようだと後味が悪い。念のため連絡した。』などと伝えました。

現在地、その方の性別や格好などを聞かれて答えます。

私の連絡先を伝え、電話を切ります。

警察からの電話を待つ間に店内に入り、声をかけます。

すっごく緊張しました。

『こんばんわ~。腰かけておられるのですか?』って⁉

近くによるとオシッコの臭いがしました。

話に乗ってこられたので、座って話しませんか?と、イートインコーナーへ誘導しました。

「袋詰めカウンターがある場所にベンチがあったはず。」などと話しておられます。このスーパー、ちょっと前に店内を改装したのですが、その方は、それ以前の店内の様子を話しておられました。

「ご親切にどうも。」などとおっしゃられたので、『介護の仕事してます』とかえすと、どちらの病院ですか?と、訊ねられます。どうやら看護と聞き間違われたようです。

『どちらからいらしたのですか?』などと座って話をしていると、警察から電話が!

その後に分かった情報を伝えると、「名前を聞き出してほしい。」との指令が⁉『認知症ではないか、認知症であっても初期の段階と思われ、プライバシーにかかわることを聞き出すのは難しいかもしれませんが、やってみます!!』と返します。で、次の指令が「警察官が到着するまで、一緒にいてほしい。一緒にいられなくても見守っていてほしい。」でした。

その方に先ずは私から名乗り、お名前を尋ねます。

「何かの勧誘か?」と、私を疑い始めます。

そりゃぁ、そうです。会話の途中でどこかの誰かと電話して、終わったとたんに名前を聞いてくる。

詐欺か勧誘か、いずれにせよ良からぬ企みと疑われてしまう行動です。

何とか苗字は聞き出せました。おおよその住所も聞くことができました。

で、そうこうしているうちに警察官が到着!!

私、思わず手を挙げて警察官を招きます。

駆け付けた警察官に名前や職業を尋ねられたので、名刺を渡すと、「あ、本業の方ですね。」って言われました。

その後の報告は不要と警察官に告げ、遠くからしばらく、様子を見ていました。

警察官もかなり手こずった様子でしたが、無事に保護されたようで安心しました。

地域で行われる『声かけ訓練』に参加して、声かけする方のお手伝いや助言したり、キャラバン・メイトとして話をする機会、気になる方を見かけて地域包括に電話したことは何回もありますが、警察へ電話したことは初めてでした。

いやぁ。緊張した~。

おしまい。


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