転ばない体づくりは「足づくり」から

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ここ最近メディアでも「フットケア」という言葉がよく聞かれるようになりましたが、「フットケア」とは実はとても広い範囲の言葉になります。「医療フットケア」「美容フットケア」「健康フットケア」そして「介護フットケア」「介護予防フットケア」と様々な分野で使われている言葉です。その中でも「介護フットケア」「介護予防フットケア」はこれからの超高齢化社会には必要不可欠であります。転倒予防の為に全国で様々な取り組みをしています。加齢と共に転倒リスクは高まります。転ばないようにと体操や運動を行うわけですが転ばない体づくりはもちろん大切なのですが、まずは「転ばない足づくり」が必要になります。そこで介護予防フットケアが注目されているのです。ではどんなことを行えばいいのでしょうか?

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まずは「足を見る」という習慣をつける事です。手はいつも視界に入るのですが足は靴や靴下をはいている時間が多いため、じっくり見る時間があまりありません。お風呂に入って洗う時や爪を切る時くらいだという方がほとんどではないでしょうか?できるだけ毎日しっかりと足を見てほしいと思います。体の土台となる足、建物で言えば基礎の部分です。基礎がしっかりしていれば建物は長くしっかりと建っていますよね。それと同じで足がしっかりしているといつまでも自分の足でどこまでも歩けます。

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介護予防体操や筋力トレーニング、ウォーキングなど健康になるために皆さん一生懸命ですが、足にトラブルがあったままではバランスがとれなかったり、正しい運動方法ではなくなることが多く筋肉もつきにくくなり、また逆に体に悪影響を及ぼすこともあります。

介護予防フットケアのメリット

「転倒予防」として
巻き爪、陥入爪、変形爪、肥厚爪、創傷、褥瘡、ドライスキン外反母趾など足のトラブルがあると転倒しやすくなる

「要介護改善」として
足のトラブルがなくなることで、正しいリハビリや筋力トレーニングを受けることができ、要介護改善に結びつくケースが多い

「閉じこもりひきこもり防止」として
足が痛いから外出しないという方が多い。トラブルが解決すれば外出への意欲が増してくる

「病変早期発見」として
足にまつわる疾患も多くある。そしてよく観察しないと気が付かないことが多い
足病変の知識をもち、アセスメントをしっかり行うことが大切

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足のトラブルを解決することによって快適に過ごし運動することができるのです。
是非今日から足をみる習慣をつけて頂き「あれ?」と思ったら専門機関に相談して頂きたいと思います。

 

新潟県内にも介護フットケアを学ぶことができます。

是非利用者様の足を一緒に守っていきましょう!

問い合わせ先 フットヘルパー入門講座認定校

 

「フットケア新潟」

950-1203 新潟市大通黄金7-14-14(オードリー内)

090-4838-0760 講師 田辺美枝子

 

「フットケア十日町・小千谷」

948-0021 十日町卯987番地10 十日町介護グループ(TKG内)

090-7846-3752 講師 田中晶

090-8009-6563 村山 亜美

 

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大場広美

フットヘルパー・ノマド代表 山形フットケア研究会会長、一般社団法人日本トータルフットマネジメント理事

山形市社会福祉協議会、山形市立病院済生館臨床検査室助手、障がい者自立支援センター勤務を経て、2006年に訪問介護事業所・居宅介護事業所フットヘルパー山形合同会社を設立。2008年フットケアサロン足助をオープン。2013年介護事業を譲渡し、フットヘルパー・ノマド代表として、訪問フットケアや研修、講演、執筆など全国でフットケア普及活動を行っている。

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