新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

Vo.10-⑦ 組織運営のキモ「挨拶・いくつかのルールに基づいた所作」


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挨拶は、当たり前のように存在するもので、一日の始まり、初めて会ったとき、先に帰るとき等、すべてにおいてつきもののようなものであるが、「当たり前」ということこそがポイントで、組織として混沌としていたり、殺伐としているところはこの挨拶が、人の表情に反映させる。当たり前が、一番難しい。

「大きな声であいさつ」「立ち止まってあいさつ」この二つだけでも、順守されると組織に良い統制感が出るし、なによりそういった光景を初見する人にとってはすがすがしい。この当たり前の挨拶に、普段の不満や感情を転嫁することだけはやめてほしいものだ。その環境下にない外部の者は、その光景を組織の色として見てしまう。逆に当たり前のことをきちんと行う組織ほど、より水準の高い印象を与えることができる。

この挨拶は、本当に効果的で、例えば当社でいえば、就業希望の方には必ず施設見学をしてもらっているが、この挨拶が、見学者の就業の意向の背中を押すことも、実績的に証明している。誰だって、気持ちのいい職場で働くことをイメージするものだ。 そういった気持ちにさせるのも、挨拶というものが決して打算的なものでなく、また、一朝一夕で良くなるものではないことを、業界関係なく個人が理解しているからである。

上記の2つのあいさつのように、いくつかのシンプルなルールに基づいた行動の組織的な励行が、結果的に組織の運営に改革をもたらしていく。


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