高齢者施設の管理者・施設長なんてものをやっていると、しばしば同じ境遇に見舞われている立場の人を散見する。
「人がいない」
「職員がすぐ辞めてしまう」
「いい人材がいない」
…こんな嘆きをしている人の下には、誰も集まらないのである。ないない尽くしのオンパレードだ。
実際の言葉通り、その対象の力不足もないとは言わない。しかし一番ないのは、その管理者が環境を変える「やる気」だ。
なぜ、人がいないか?
なぜ、辞めちゃうのか?
なぜ、いい人がいないと思ってしまうのか?
ここをそっと静かに、自らを見つめて問うと、色々なことが見えてくるはずだ。
自分自身が第三者的になっていないか?
評論家になってしまっていないか?
痛みを怖がりすぎていないか?
パラダイムシフトは、自らの問いかけで起こしていく。多くの気づきが、自らを変えていく。