新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

Vol.7 「憂い」に「人」が寄り添って、「優しさ」。


うれい〔うれひ〕【憂い/愁い/患い】

《「うれえ」の音変化》 予測される悪い事態に対する心配・気づかい。うれえ。「後顧の―」 嘆き悲しむこと。憂鬱(ゆううつ)で心が晴れないこと。うれえ。「―に沈んだ顔」 [補説]ふつう1は「憂い」、2は「愁い」と書く。また、中世以降「うれえ」に代わって「うれい」の語形が多く用いられるようになり、現在は「うれい」が一般的。
 
 憂いは、人を思う心。心配する気遣いのこころ。
 
 
 そこに人が寄り添って、「優」しさとなる。
 
 
 古き良き時代、おせっかいなほど人との関わりがあった。それは、煩わしくもあり、あったかくもある。
 
 
 優しさの反対は、無関心。合理化された社会では、気遣いのない関係は、それ自体が「憂い」と化す。
 
 
 「憂い」に「人」が寄り添って「優しさ」。
 
 
  言葉の持つ意味の素晴らしさとともに、地域の中で、人と人との関係の中で、
 
  優しさの和を広げていきたいと感じる。
  
 
 地域包括ケアの理念ともなり得る気がする。

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