うれい〔うれひ〕【憂い/愁い/▽患い】
《「うれえ」の音変化》 1 予測される悪い事態に対する心配・気づかい。うれえ。「後顧の―」 2 嘆き悲しむこと。憂鬱(ゆううつ)で心が晴れないこと。うれえ。「―に沈んだ顔」 [補説]ふつう1は「憂い」、2は「愁い」と書く。また、中世以降「うれえ」に代わって「うれい」の語形が多く用いられるようになり、現在は「うれい」が一般的。
古き良き時代、おせっかいなほど人との関わりがあった。それは、煩わしくもあり、あったかくもある。
優しさの反対は、無関心。合理化された社会では、気遣いのない関係は、それ自体が「憂い」と化す。
言葉の持つ意味の素晴らしさとともに、地域の中で、人と人との関係の中で、