新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

Vol.10-⑧ 組織運営のキモ「政策的な飲み会(飲みにケーション)」


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安定した組織運営において大切にしたいのが、飲み会(飲みにケーション)である。仕事を円滑にしていくうえで必要な、「相手を理解し、認めること」ができる絶好の機会である。

会社にとっての福利厚生もいろいろあるが、会社に経費をかけていただくことができるのであれば、階層別、職種別、キャリア別などの、あえて人選したメンバーで話す機会を設定すると、よりその機会が有意義なものになる。 飲み会の席で仕事の話は…と思うなかれ。恣意的に(政策的に設定している)飲み会では、その人の心根に触れることができて、階層別の飲み会では、その立場が抱えている問題の共通点、相違点を知ることもでき、大変有意義なものになる。

飲み会は上司は愚痴の対象になるのは、酒の肴のようなもの。抑止しようと思ってもそうはなかなかいかない。面白くない話かもしれないが、それだけに花を咲かせるほど、メンバーは退屈もしていない。上司はある程度許容していくものである。

政策的に色々分けて飲み会の機会提供をすると自然発生的に、仕事においての熱い気持ちを話すものが出てくる。すぐに解決できるもの、そうでないもの様々ではあるが、こういった話は心から歓迎する。 人間は、内にしまい続けるより、吐き出して身も心もすっきりできたほうが良い。感情の紆余曲折はあっても、政策的な飲み会では、参加者の思いを吐き出させ、受け止め、理解し(しかし、酔いの程度で下手な承認はしてはいけないのであるが)、またあすから「やるぞ!」と思うことができるようなゴールにたどり着けるような対話が必要になってくる。相手、部下のことを知らない上司ならば、素直になり話ができるチャンスなのだ。普段の労をねぎらい、感謝の意を述べることも、照れなくできるはずだ(照れても、そうしなければならない)。

政策的な飲み会は、組織運営において円滑な流れをもたらし、信頼の握手ができる、絶好の機会。


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