スキルマトリクス理論を深めていくうえでもっとも重要な根幹となるものをご紹介します。
ほとんどの教育者、または新人育成に関わる人、組織の管理者がわかっていないことです。
だからすべての人に知ってもらいたいことでもあります。子育てをする人にも。
- なんで気づかないの?
- なんでわかってもらえないの?
- ちゃんと教えたのに!!
- 私だったらもっとちゃんとやるのに!
- あいつはダメだ!
- 教えてもムダ
と思って教育放棄をしてしまうことはたくさんあります。
それは『打つ手がなくなった状態』のことを言います。
スキルマトリクスには打つ手があります。うっしっし。
学びのプロセスを知ることは、相手の現状から、打つ手を見出すことができます。
わかるレベル、できるレベルにもいろいろと種類があるということです。
まずは、こちらの表をよく読んでください。
ちょっと見にくくてすいません。
本当はもっとこまかくて、レベルもこれで終わりではありません。
新人はレベル1から始まります。ていねいに教える必要があります。
繰り返しの作業の中で、レベル4に行きます。
慣れの職員はここで止まります。
10年やろうが、ここの課題を乗り越えられない介護職員はレベル4止まりです。
教えられる職員、育てられる職員が少ないのは、ここを超えていないからです。
『自分のやっている動作を言語化する』これが重要なのです。
まずはこの表を信じて、『レベルに応じた教え方』を実践してみてください
知野吉和