新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

見学するならいいとこ行こう


img_6047.jpeg壁にぶつかった介護職員は、移乗の研修を受けたがりますが、さらに、施設見学をしたがる、という話です。

見たくなる気持ちもわかりますが、見学して何がわかるのでしょうか。
確かに雰囲気とか、なんとなく新しい何かを発見したい、という気持ちはわかりますが、あまり成果が得られないもののために時間を費やし過ぎではないでしょうかね。

自分の気持ちに踏ん切りをつけるためだとしても、施設の案内役の時間を犠牲にしすぎてます。
普通の一般企業で転職を考えている人に見学とかないですよね。
あったとしても、ほぼそこに決めている状態ですよ。

でもこの見学文化、活かさない手はないのです。

良い話なので、実名を挙げますが、いわき市にある「パライソごしき」さんです。
ここは、コンセプトのこだわりがそのままハードや、ケアにつながってます
理念と実務に一貫性がありますので、こういう施設こそ見学する価値はあります。
お風呂やトイレの寸法、間取り、備品の保管方法、介護の方法、実際のケアの取り組みなど、いちいち説明することがたくさんあります。一周するだけで軽く1時間は超えます。

だいたい他の施設の見学なんかは、「まー、こんな感じですわ」程度の眺めるくらいで、「質問はありますか?」と言われても情報量が少なすぎて、疑問すらおもいつきません。
パライソさん、なかなか良いですよ。最後は移乗技術まで教えてもらえます。(時間のある時ですけど)

ハードは関係ない、という人もいますが、やっぱりハードも大事です。
ハードが良いだけで就職希望者も出てきます。
休憩中にカフェスペースのカウンター越しに談笑している職員の方を見ているとなんだか羨ましくなります。

見学に行くなら高い価値観を持つ法人から刺激を受けてもらいたいものですな。

そういう意味でオススメの施設は
福島県いわき市『パライソごしき、サンクス』さん
山形県鶴岡市『株式会社ひまわり』さん
新潟県新発田市『ひだまり』さん
あと名前忘れたけど、山形市内の施設。あそこもステキでした。
自分の施設じゃないのに自慢の施設です。
偶然ですが、名前が「太陽」とか「明るさ」をイメージするものです。

一回行きたいのは長野県にある特養で、現場の職員のモチベーションを下げない取り組みをしている施設です。
静岡県の特養の研修で教えてもらいました。
良い施設はたくさんあるものですね。

ご紹介したのは介護のイメージを明るいものにしようとがんばっている施設です。
やっぱり自分たちのやっていることに誇りを持っている、語ってくれる施設はいいですね。

ちなみに僕が見学した際、必ず見ているものは
◆職員向けの掲示物→教育的な仕掛けがわかる
◆保管庫やリネン室など→整理されているところの工夫がわかる
◆モノの配置→スタッフの動線を想像できる
◆ステーション内の書類の置き方→いろいろわかる(笑)
◆スタッフがどこに立っているか→これもいろいろ感じます
◆現場スタッフに質問→施設の工夫を聞いています。

そのうち介護施設見学ツアーとかやりたいものですな。

知野吉和

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