新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

やる気の意味その2


 以前の記事でやる気は必要ない、と書きましたが、今回はやる気にはいろんな意味がある、というお話しです。

 
我々が感じているやる気とは、どんな意味で使っているのでしょうか?
まず、新人育成の場面で、ほとんどの人が感じるやる気とは、先輩が期待する行動をした時に感じるようです。
 
先輩が期待する行動とは
『言われた事をすぐやる』ことです。または『言われたことに対してすぐ反応する』ことです。
 
でもこれは、新人育成の段階であって、慣れてしまった一人前の職員が、『言われたことをするやる』とか『すぐ反応する』ってやれているのでしょうか?
僕は研修の講師をさせていただいて、いつも思いますが、そんなモチベーションの高い職員はあまり見たことがありません。まず、反応がないですね(笑)
 
そういう意味では介護現場にやる気はあまり感じられませんが、それでも業務は回っています。
ということは、やる気は必要だけど、やる気はなくともクビにはならないから、やっていけるのです。
 
とりあえず、新人に必要なのは、『すぐやる、すぐ反応する』こと。
 
 
 
もうひとつ、現場の慣れた職員が言う『やる気』があります。
 
  • 身体は動くけど気分が乗らない
  • 身体は動くけど集中できない
という心と身体が分離している状態です。
 
これを我々は、やる気が出ない。と言っています。
 
新人のやる気と、慣れた職員のやる気の共通点は、『今、この瞬間に集中する』ことができるか、できないか、ってことではないでしょうかね?
 
我々がやる気をなくしている状態の時は、今、この瞬間に集中できない、何かが脳や心に入り込んでいる状態なんでしょうね。
 
  • プライベートが気になる
  • 上司が気になる
  • 部下が気になる
  • 同僚が気になる
  • 早く帰りたい
  • 読みたい本ある
  • 見たいテレビがある
  • メールが気になる
  • フェイスブックが気になる
  • 今日の飲み会が楽しみ
  • 明日のデートが楽しみ
 
ってところでしょうか?気になるものはネガティブなものばかりでなく、ポジティブなものも、邪魔になる要因となります。
 
とにかく、今のことよりも、過去か未来のことに気持ちがかたよったら、やる気が出せなくなるってことでしょうね。皆さんは、今この瞬間に集中しながら仕事ができていますか?
 
 
今、この瞬間に集中するって難しいっすね!うっしっし
 
 
知野吉和

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