ケアマネがやってるマネージメントではなくて、管理者としてのマネージメントは何をしたらいいか、という話です。ケアマネにも通じるけどね。
よく、PDCAと言いますが、これを回すことが、管理者の仕事なのです。
P＝プラン→計画する
D＝ドゥ→それを実行する
C＝チェック→確認する
A＝アクション→改善する
ってことなんですけど、もうちょっとわかりやすくすると
プラン→やりたいこと、こうなったらいいな、と思う
ドゥ→やらせる、具体的に指示する
チェック→『あれ、どうなったん？』とか『ちゃんとやってる？』と聞く
アクション→できてないことをどうやったらいいかアイデアを出す
ってことなんですけど、結構、いろんな管理者と話をしていると、この『やりたいことへの思い、やらせること、確認、改善アイデアを出すこと』があんまりないような気がしてます。
その中でもいちばん重要なのは、『チェック』だと思っています。
『思い』も大切だと思いますが、マネージメントする上では、みんなと一緒に何かを進めていくことが重要なので、みんなの状況を確認する上ではやっぱり確認作業の『あれ、どうなったん？？』が必要なんだと思う。
特に創業者とかでない限り、思いに対して途中参加してればなおさら、乗っかるしかないわけだから、やっぱり確認作業が管理者やリーダーとしての現実的な役割なのかなと思います。
僕のように現場の後方支援で関わる立場でも、確認作業をすることで、現場の状況が整理されて、前進するのがわかります。
なので、『この前の、あれ、どうなったん！？』って大事です。
もう一つ、確認作業した時に、思うように進捗してない時に、やたらと責める管理者もいますが、そうでなくて、一緒に考えてください。絶対に責任転嫁したり、放置しないこと。これをやられると現場の職員はけっこう傷つきます。僕にも経験があります。一緒に考えてくれない上司は頼れませんからね。
PDCAがうまく回らない理由はこれなんです。C＝確認とA＝改善の間に、Fともう一つのAが必要なのです。これは、タナベ経営さんの理論です。
Fフォロー＆Aアドバイスです。上司のフォローとアドバイスがあれば、PDCAが回るんだそうです。
管理者に必要なのは、リーダーシップとマネージメントです。
リーダーシップとは『言いにくいことをハッキリ言うこと』
マネージメントとは『この前のアレ、どうなったん？』
です。明日からやってみてください(^o^)
知野吉和
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