新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

気付きとは、その2


  気づきについて、前回の記事以降、さらにわかったことがありました。僕は寝る前に、布団に入ってからですが、今日一日のことや、誰かのこと、面談でのやり取りなど、振り返りをするようにしています。あの時間がとっても心地良い時間で、毎日寝るのが楽しみなのですが、気づきについて、気づいたことがありました。

前回の記事では、気づきは比較だといいましたが、比較する、ということは、違いを知る、ということだ、とも言いました。

そして最近、もう一つ発見しました。「同じ」を見つける、ということです。

あれとあれは同じ、あの人とあの人はあれが同じ、あの症状とあの症状は同じ、とか、とにかく同じを見つけることも気づきの一つだということがわかりました。
しかも、違いを見つける、というのは、どちらかというと、ネガティブな視点であることが多くて、同じを見つける場合はポジティブにとらえていることが多いということもわかりました。
わかりやすく言いますと、ネガティブな人は、違いに気づき、ポジティブな人は、同じに気づくのです。

ポジティブな視点を持ちたい方は、同じものを探すといいですよ。

最終的には私もあなたも同じで、みんな同じだ、ということに気付けたら幸せになるんでしょうね。
カウンセリングの際でも役に立つのが、新規の方と面談する際に、瞬間的に過去の人物と同じ何かを感じた時は、その前例が当てはまる場合があるので、こちら側も見立てが早くなるのです。

バイスティックの7原則から外れる考え方にも聞こえそうですが、そこはしっかり、自分が何が同じと感じたのか、の、擦り合わせの作業を脳内でしていくことは重要です。

基本は非審判的態度です。

しかし、この「同じ」、という感覚を身に着けていくといろんなことが楽になります。ぜひやってみてください。
たまに霊感がある方の相談も受けたりしますが、違いを感じるのはまだまだ修行が足りないのかもしれません。

「同じ」を見つけることができると、ポジティブな解決方法を同時に見つけることができようになるので、霊感があると思っている方は、ぜひ修行をしてみてください。霊能力に関しては、かなりの勉強をして、自分を高めておかないと、心の手当ては難しいですよ。

話がそれましたが、利用者対応を考える際、過去の事例をたくさん思い出して、似ている事例、同じ事例を参考に、さらに新しいポジティブな対応を模索してください。
前の職場と違う、教科書と違う、私の考えと違う、そんなことがばっかり言ってると不幸になりますよ。うっしっし。
大事なのは、何が違うのか、何が同じなのか、を言語化していくことです。
知野吉和


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知野吉和

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