新潟の介護がよくわかる 総合ガイド2017

何がわからないかわかりません~その2~


  何がわからないかわかりません記事に対するコメントの中で、≪どこまで教えれば?いつまで待てば?≫というコメントがありました。

それにお答えします。
 
①どこまで教えるべきか
その職場が1人前と認められるレベルを分析する必要がありますが、ひとりだちの条件を設定して、そこにたどり着くまでは、育てるのが先輩、チームの役割です。
 
②いつまで教えればいいのか
これも施設側の基準というか、状況を考えて、1か月しか育成機関がないのであれば、1か月で育たなければ、だめってことにすればいいのです。
3か月なら3か月育て続けること。です。
 
と、解説すると、厳しく感じられますが、これもまた、今いる管理者、リーダーのビジョンや使命感、学びに関係してくる問題ですので、以下をじっくり読んでください。
 
①1人前とは?ひとりだちとは?
何ができたら合格なのか?ということです。夜勤ができるまでなのか、日勤帯ができるまで、なのか?
または、手順ができるまでなのか、根拠まで知っていることが必要なのか?
という基準を作る必要があります。ただ、ほとんどの達成度のチェック表などを見ると、理念がわかるか、とか、利用者の尊厳を守っているか、など、実際に独り立ちしている職員でさえできていないことを求めているチェック表があるので、見直しをしてください。
職場の理念を知る必要があるのか?あるならば、しっかり伝えているのか?3年目以降の職員でも言えるのか?
求めていることをしっかり教えているのかどうか、を見直して、新人育成に必要な基準を厳選していくことが大切なのです。
 
②いつまで指導するのか?
これは現場の状況によって変化すると思われますが、せいぜいマンツーマン教育が可能な期間は1~3か月でしょう。
現実的に付き添える期間で徹底的に教え続けること、教える人に対する教育も事前に必要でしょう。
基準を設けて、教育期間もあきらかにしたうえで、新人を受け入れ、それでも育たなかったら、その施設には合わない、ということになります。
 
 
私のおすすめの基準(ヒント)
基準・・・次に何をしたらいいかわかるレベル、手順がわかるレベル、根拠や目的よりも、作業レベルでできること
期間・・・3か月、しかもマンツーマンで夜勤もいきなり体験してもらう。全ての業務を体験しなければ、また教育が必要になるため。
*事前に指導担当者にしっかり教育をして、ユニット(チーム)全体にも、絶対に新人を辞めさせない、という決意を表明します。
 
 
そこまでしっかりやっても成長しない新人さんについてはまたそのうち
 
知野吉和

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